STORY なぜ、清水なのか
大型客船が来ても、観光客は清水を「通過」していく
清水港には年間を通じて大型客船が寄港し、国内外から多くの旅行者が訪れます。 しかし現実には、その多くが御殿場アウトレットや箱根といった近隣の観光地へ流れてしまい、 清水で過ごす時間はほんのわずかです。
サッカーの街。ちびまる子ちゃんのふるさと。エスパルスの本拠地。 清水には全国に通用する強力なコンテンツがあるのに、それを地域経済に還元する仕組みがまだ足りていません。
河岸の市の新鮮な海鮮、久能山東照宮、久能のいちご狩り、三保の松原―― 本当に魅力的な観光資源が揃っているのに、 「泊まって、味わって、また来たい」と思ってもらえる受け皿が不足しています。
「宿」は地域を変えられる。2棟で証明した。
「ローカルを観光で強くする」。この想いのもと、私たちは2023年にAstlocal株式会社を設立しました。 1年で2,000件以上の物件を検討し、最初にたどり着いたのが用宗の築90年の古民家「ふじや」です。
クラウドファンディングで245人の方から507万円のご支援をいただき、 左官イベントには100名以上の方が参加してくれました。 ゲストが宿を起点に地元の食堂やカフェを訪れ、地域にお金が回り始める。 開業7ヶ月で稼働率90%超を達成し、「宿がまちを動かす」という仮説が確信に変わりました。
2棟目「おまち」では開始3日で100万円に到達。 「つくって終わり」ではなく、宿泊者を地元商店街や観光スポットへつなぎ、 地域全体を元気にしていくモデルを実践しています。
清水出身のメンバーが、生まれ育った町に宿を開く
Astlocalのメンバー4人のうち2人は清水の出身です。 子どもの頃から慣れ親しんだこの町が、年々元気を失っていく姿を見てきました。
清水区では空き家の増加が深刻な課題になっています。 放置された空き家は景観を損ない、防災・防犯上のリスクにもなります。 私たちは「空き家を減らし、より安全で快適な街にしていく」ために、 使われなくなった住宅を宿泊施設として再生する道を選びました。 3棟目となる「しみず」も、空き家だった物件を活用するプロジェクトです。
しかし今、清水は大きく変わろうとしています。 新サッカースタジアムの建設、区役所の移転、再開発の動き。 この流れの中で「観光」という切り口から清水を盛り上げたい。 用宗と天王町で積み上げたノウハウを、地元・清水に還元する。 それが3棟目「ミクソロジーハウスしみず」の原点です。
「Mixology(ミクソロジー)」とは、さまざまな人・コト・文化が混ざり合うこと。 宿を起点に、旅行者が地元の海鮮や観光名所に足を運び、地域にお金が循環する。 地域の方とコミュニケーションを取りながら、観光客と地元をつなげる役割を担っていきます。
私たちの子どもの世代も今、清水で暮らしています。 この子たちが大きくなった時に「清水って面白い町だよね」と胸を張れるように。 地元の素晴らしさを、もっと全国の人に知ってもらいたいのです。
📍 清水の魅力スポット
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🏠 ミクソロジーハウスしみず
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